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16|料理が変わらなくても、器が変わると食卓が変わる

「器は、料理を引き立てるもう一人の料理人。」

同じ料理でも、どんな器に盛るかによって印象は大きく変わります。

白い皿なら料理の色が鮮やかに見え、青い器なら魚や野菜の色が引き立ちます。

古伊万里のように文様が豊かな器なら、料理だけでなく、器そのものが食卓の景色になります。

だからといって、難しく考える必要はありません。

焼き魚なら、少し深さのある皿。

煮物なら、文様の美しい鉢。

刺身なら、余白を楽しめる大皿。

そして、洋食を盛っても構いません。

パスタ、ローストビーフ、サラダ、パン。

古い器だから和食だけ、という決まりはありません。

むしろ現代の料理と組み合わせることで、古い器の新しい魅力が見えてきます。

器を選ぶときに大切なのは、「高価だから」「有名だから」だけではありません。

自分がその器を好きだと思えるか。

そして、「この料理を盛ってみたい」と思えるか。

それだけでも十分です。

器を選ぶことは、食卓をデザインすること。

毎日の料理に、ほんの少し器の楽しみを加えてみる。

そこから、食事の時間そのものが変わっていきます。

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